パンケーキが日本で広まり始めたのは、明治の頃です。

今でこそ幅広い世代の誰もが知っている定番のおやつの一つとなっていますが、その当時は物珍しい、斬新な食べ物というイメージだったでしょう。

そもそも日本で昔から食べられてきたお菓子やおやつと言えば、お団子やおまんじゅう、大福や羊羹などが挙げられます。

それらのお菓子も今も変わらず人気はあるものですが、今若い女性達に支持されているスイーツなどと比べてみるとその違いは一目瞭然でしょう。

おまんじゅうやお団子などは、白や茶色などシンプルで落ち着いた色合いが多いです。真っ白な姿は素朴で優しい甘さを感じさせて好ましいものですが、お団子や大福はいかんせん地味な見た目です。

たとえ美しい純白でも、「お洒落か」と言われると、少々違います。

黒糖やあんこを使った和菓子の落ち着いた茶色も趣きや侘び寂びを感じさせますが、これもやはり今時の若い女性達が好むような色合いとはかけ離れています。

日本の和菓子は外国の人達からすれば物珍しいですし、その形や名前の由来の美しさなどを称賛される事も珍しくありません。

しかし、今時の若い女性達からすれば、お団子やおまんじゅうのような和菓子は美味しいものの、いかんせん地味だという感覚でしょう。

そんな若い女性達から現在高く評価されているスイーツと言えば

何はさておき「フォトジェニックでカラフルなこと」がポイントです。

中でも今大ブームになっているパンケーキはその筆頭でしょう。パンケーキそのものは小麦粉でできた生地を焼き上げたものですから、昔ながらの和菓子と同じように少々地味な、きつね色です。

しかし、お団子やおまんじゅうとは異なり、生地の上に色とりどりのトッピングを盛り付けることができるため、見た目が派手になり、女性たちの心を惹きつけるのです。

フレッシュなカットフルーツ、真っ白なホイップクリームにチョコレートソース、ジャムにハチミツなど、甘いものがたっぷり載せられたパンケーキを見て喜ばない女性はそうそういません。

女性達がパンケーキに目がない理由のひとつは、その見栄えの良さだと言っても過言ではないでしょう。

女性は可愛い物、美しい物に目がありません。綺麗な焼き色とふんわり丸い形、そしてカラフルに盛り付けられたパンケーキは、目で見ても楽しめるおやつとして人気を集めているのです。

SNS全盛期の現在、美しくて美味しいパンケーキは今日も若い女性達の視覚欲と食欲を満たし続けているでしょう。